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証券会社の比較のコツ 取扱商品
証券会社には、いろいろな金融商品がありますが、その商品内容は各社で様々です。そのため、手数料は安いが希望する投資の商品がないなどの問題が出てくる場合もあるので、各証券会社の取扱商品にも注目したいところです。ここではネット証券における商品の解説をします。
商品数が多い会社=優良会社?

証券会社に口座を開設しようとしている人の多くは、株に投資をしようか、投資信託に投資をしようかなど、だいたい利用したい商品が決まっていることが多いです。ネット証券では、個人投資家が増え、ニーズも多様化してきたことから、幅広い商品を扱う会社が増えてきました。例えば、株や公社債はもちろん、ゴールド(金)や先物・オプション取引、FX(外国為替証拠金取引)といった商品を取り扱っている大手のネット証券会社です。これら各金融商品をフルラインアップでそろえている会社の特徴は、幅広い商品を持つので、様々な金融商品に投資したいと考えている人にオススメです。また、自分に合った金融商品を探しやすいという特徴もあります。
しかし、こうしたフルラインアップ型の証券会社とは違って、特定の商品にサービスを絞って運営している会社には、専門性の高い情報やツールなどがそろっているため、優良な会社といえる場合があります。例えば、トレイダーズ証券はFX専門の証券会社で、初心者にも分かりやすいFX投資のコツやリアルタイムでの為替情報など、専門性の高いコンテンツをホームページ上で発信し、フルラインアップ型のネット証券にはないような情報・ツールがあります。
このように、特定の金融商品に投資することを決めている場合は専門型の証券会社を探すのもひとつのコツと言えるでしょう。
貯蓄の状況による商品の選び方

これだけ幅広い金融商品があると証券会社の選び方もさることながら、商品の選び方も悩むものです。そこで、貯蓄の状況から投資する商品を考えるのも悪くはありません。貯蓄額ということで振り分けることは一概には言えませんが、あまり貯蓄のない人が大きなリスクのある商品を選ぶのは良くありません。
投資の中で最も資金に余裕があった方がいいとされているのは「株」です。というのも1株500 円の株を500円で購入することはできません。これは、多くの株式公開企業は1000株単位で株を公開しているからです。これを単位株制度と呼びます。そのため、株に投資する場合には通常、数百万円くらいの貯蓄があるという人が一般的です。
また、ミニ株という小額投資向けの株商品では、通常の株の約10分の1程の値段で購入できます。
貯蓄額がそれ程高くない場合は、投資信託や債権、REIT(不動産投資信託)などの小額から始められる商品が充実している証券会社を選ぶと良いかもしれません。