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FX重要ワード「スワップ」

FXでは、外国の通貨を交換して利益を出すことを目指す投資商品で、これは価格差を利用した利益の出し方ですが、取引する通貨の「金利差」を利用して利益を得る方法もあります。

高金利の通貨を狙うことで利益を出すスワップの仕組み

高金利の通貨を狙うことで利益を出すスワップの仕組み

FXでは、外貨預金とは違い預金の金利や利子を得ることはできません。しかし、通貨には、例えば、日本銀行や各国の中央銀行が発表している「政策金利」というものがあるように、通貨には必ず金利というものが付いて回ります。この通貨の金利差を利用して、利益を出そうとするのがスワップです。また、この金利差をスワップポイント、スワップ金利と呼びます。

例えば、日本は政策金利が0.10%と先進国の中でも最低水準となっています。しかし、外国を見てみると、オーストラリアでは3.00%(2013年4月)、ニュージーランドでは2.50%(同)と、日本の何十倍もの金利差があります。これが、日本で外貨預金やFXの人気が高くなる理由のひとつです。

さて、この金利差を実際にFXでどのように利益を出していくか。上記の例で言えば、0.10の日本円に対し3.00の豪ドルには、3.00-0.10=2.90の金利差(スワップポイント)となります。これをFXで100万円分、豪ドル買いをした場合(これを買いポジションと呼びます)、1年間で2万9000円の金利差を受け取ることができます。そのため、高い通貨との取引を行なうことで、より大きな利益を出せる可能性が高まります。

高金利通貨は値下がりしやすいので注意

高金利通貨は値下がりしやすいので注意

スワップポイントは、低金利である日本円で金利差がプラスとなる外国通貨を購入すれば利益が出るということは理解できたかと思います。また、スワップでは外貨預金のように満期にならないと、金利が加算されないのではなく、毎日スワップポイントを受け取ることができるのがメリットです。上記の例で言えば、2万9000円÷365日≒79.5円が毎日加算されると聞くとメリットばかりにも思えますが、このスワップにはリスクはないのでしょうか。ひとつは、スワップポイントの利用は多くのFX会社で1万通貨単位や1000通貨単位での取引となっているため、ある程度の資金が必要だということです。また、FXではレバレッジをかけていることがほとんどであるため、為替レートが下がってきた場合には、スワップポイントで貯めてきた利益をなくす可能性があります。特に、南アフリカランドや豪ドル、NZドルといった高金利の通貨は、値下がりする可能性が高い(だからこそ金利が高い)ため、高金利通貨を狙うにはかなりのリスクを伴うことを念頭に入れておく必要があります。

どんな投資にもリスクは必ず付き物なので、利益にばかり目が行かないように注意したいものです。

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