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国債のメリットとデメリット

国債は安全性の高い金融商品として、定期預金とよく比較されますが、国債はあくまでも投資商品ですから、メリット・デメリットがあります。その辺をふまえてから国債への投資をスタートさせることをお勧めします。ここでは最も一般的な個人向け国債を中心に解説します。

国債のメリット

国債のメリット

国債のメリットは何と言っても、2つの「保証」で守られているというところです。ひとつは「元本保証」です。「個人向け国債」は元本保証といって、投資の元手にかかったお金は、払い出しの際に必ず戻ってくるということです。個人向け投資の場合は利付公債とは違い、中途解約を行なっても「元本割れ」をすることはありません(利子の分は中途解約によって一部減ります)。株式やFXといったその他の投資では元本保証がありませんから、これらと比較すると、リスクはゼロということが言えます。

もうひとつは、「国による保証」。国債は国が発行している以上、日本国が債務を果たすことになっています。これは誰かにお金を利子付きで貸す場合に、確実に返済能力のある人にお金を貸しているという状態です。

また、個人向け国債の場合には、固定金利と変動金利を選べるので、今後、金利が上昇する見込みがあれば、変動金利にチャレンジできますし、今後、金利が下がる傾向にある場合は固定金利を選んでおくと安全です。

国債のデメリット

国債のデメリット

「元本保証」がしっかりしている国債ですが、デメリットもあります。まず、「デフォルトの可能性」。デフォルトとは金融用語で「債務不履行」のことを意味しますが、国債におけるデフォルトはすなわち「日本国の経済破綻」を意味します。日本国が経済破綻する可能性は極めて低いとされていますが0%ではありません。実際に1000兆円を超える借金を抱えているのも事実ですので、多額な投資を行なう場合には念頭に入れておくと良いでしょう。

また、国債は安全ですが、投資商品としてはかなり金利が低い「ローリターン商品」です。また、満期までには数年を要することから考えても、短期間で投資利益を考えている人には向いていません。それと同時に、期間中にどうしても途中解約しなくならなければなったときには、個人向け国債の場合には換金の際に利子に対するペナルティー金が発生し、数年貯めてきた利息が減ってしまいます。

そういう意味では、国債は投資として捉えるよりも「銀行よりも利息が高く、より安全な定期預金」として捉える方が無難です。

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